前回までの内容では、パチンコとバイナリーオプションで借金も返済しつつ、手元にあるお金も増えてきた時期を書きました。
人生の転落はあっという間にやってくる
勝てない時は勝てない・・・そこに理屈はありません。
もともと運のみで勝っていたので当然と言えば当然です。
あれだけ勝てていたパチンコもすっかり勝てなくなります。
勝てないので釘が悪くても無理して打ち・・・さらに負けます。
1日に10万円負けることも珍しくありません。
最高で1日13万円負けた日もありました・・・
バイナリーオプションも同じです。
今まで自分なりに守っていたルールも忘れるほど・・・周りが見えなくなりました。
負けるから無理して勝負する・・・そして負ける。
最悪のループです。
もうただの・・・依存症になっていました。
当然ですがこの頃は何をしても負けました。
そしてせっかく200万円から100万円まで減らした借金も元の200万円に戻ります・・・
増額申請で増やした借金の枠も、借りては返しての繰り返しが始まった時期でもあります。
銀行からの借入枠の減額のお知らせ
ある日、郵便ポストに・・・銀行からの見慣れないハガキがありました。
そこに書かれたいたのは「借入枠の減額の案内」です。
これはどういう意味かと言うと「もう100万円までしか貸しませんよ!」ってことです。
なので200万円ある僕の場合は、借金が100万円以下になるまでは・・・
返済のためだけのカードになるわけです。
返済してももう借りることはできません・・・
100万円から200万円まで増額して、その次の増額は断られた銀行のローンカードですが、いきなり連絡もなしに減額の案内です。
そういう「一方的な枠の変更の仕組み」があるのを知らなかったので・・・驚きました。
同時に自分が一般的には、ほとんどブラックリストに入ってる?
安心して貸せない存在になってることにショックを受けました。
お金を借りられない恐怖・・・
そしてお金があれば勝てる!という記憶に刷り込まれた勘違い・・・
そして僕はとうとう消費者金融へ申し込みをしました。
もう浮き上がるチャンスはなかった
消費者金融に申し込み・・・まさか自分が「無人くん」のようなところに、足を運ぶとは思いませんでした。
誰かに見られたらどうしよう・・・
そういうこともあり、できるだけ遠くの街の「無人自動契約機」まで行き手続きを行いました。
自動契約機に入ると無機質な空間です。
言われるままに身分証明を出したり・・・そして審査待ち・・・
お金を借りる事より、自分がすでに戻れない場所に来てるってことが情けなかったです。
そして審査が通ります・・・
また湯水にようにお金が使えます。
でも最初はこう思うんです。
少しだけ!
これ全部借りることはない!
そして・・・こう思うんです・・・
勝てば返せる!!
もう戻れなくなっていた
お金が借りられない恐怖。
パチンコや投資ができない恐怖。
もう後がない恐怖。
その頃は仕事など手につきません。
一日でも早く稼ぐ!儲ける!お金を返す!
でも現実はまあくありません。
もうお金の使い方が普通ではありません。
1万円や2万円程度の損失は何とも思いません。
一日中・・・ギャンブルやFXや投資の事で頭がいっぱいです。
そして気がつけば・・・いつのまにか数社からの借金を作っていました。
その金額・・・800万円・・・
多重債務者の出来上がりです。