借金や個人再生、自己破産・・・そういうワードで色々調べてると「専業主婦の借金」が思った以上に多いことに気がつきました。
専業主婦でも当然借金はすることもあるんですが、専業主婦の場合は「無収入」なので審査も厳しくて・・・どうしても審査の甘い「高金利のキャッシング」になってしまいがちだそうです。
このブログでも散々高金利の怖さについては語っているので、もし「金利の高いローン」を考えてる方は、借りる前にまずはこのブログを一読してください。
金利18%の借金返済をシミュレーションしてみた結果が絶望的すぎた
このブログを読むと「ちょっとした金額」の借金でも金利の高いところから借りる怖さがわかるかと思います。
かといっても・・・
・今とりあえずお金が必要!
・もう借りてるからどうしようもない!
そんな方も多いかと思いますし、そもそも興味があったり、切羽詰まってるからこのブログを読んでくださるかもしれません。
ということで、収入のない専業主婦の借金とバレない解決策について、真剣に考えてみました。
主婦が借金をする理由
日本貸金業協会が「貸金業者から借入経験のある専業主婦を対象」に借金理由のアンケートを取ったところ、趣味、娯楽、レジャーが32%程度で一番多く、次が医療費や食費といった生活に関する出費で14%程度でした。
これを見て「趣味や娯楽が多いじゃねえか!」と思う方は・・・素人です。
普段から節約をして「趣味や娯楽に使うお金」も残っていなかったりするので「一概に趣味や娯楽」を否定できません。
医療費や食費が足りなくて借金をするってのも、すでに余裕のない生活をしてるということなので、すでに家計がお金が足りない借金体質ということになります。
ゆとりのある生活のバランスが崩れていたり、ご主人の給料が少ない理由で、生活費が足りなくなり借り入れることもあります。
また予想以上にかかる子供の学費や医療費、車の購入・・・家計に余力の貯金が足りないので、借金をすることもあると思います。
結局は生活していくだけの収入がないからこそ・・・専業主婦もお金に四苦八苦するわけです。
根本的な原因は収入と支出のバランスの悪さ
結果的には、支出に比べて収入が少ないか、浪費などによって収入じゃ足りないってことが「主婦の借金」の原因です。
これは後述しますが、この原因の部分はしっかり押さえておいてください。
借金をしたせいで・・・こうなってしまう
こういう事情や流れで起こる主婦の借金ですが、それが「計画性」があって、またご主人と相談した上での借金なら、それでもなんとかなると思います。
でも、そうじゃない場合の借金だと恐ろしいことになる可能性があります。
分かりやすく言えば、「専業主婦が自分の浪費」の目的で、主人には内緒で借金した場合です。
内緒の借金はこうなる可能性が大
放置しておけば借金は増えるだけ
バレるのが嫌だから・・・そういう理由で対処せずに放置しておくと間違いなく借金額は増えると思います。
対処と言うのは「返済するための計画」です。
といっても毎月いくら返済する!ってことだけじゃなくて「今の収支のバランス」も見直すところまで必要です。
収支バランスが崩れてるのが原因だから「返済できても」元に戻ります。
離婚の可能性がある
借金が増えると家事などに手がつかなくなります。
ご主人に対しても後ろめたい気持ちになり、そういうのはどんどん蓄積されます。
最終的には離婚の原因の一つになりかねません。
子供の親権も気になる
他の理由もあって「離婚」になったとします。
でも借金が理由なら「生活面で心配」ということもあり「親権」が難しくなったりします。
借金漬けからの解決策
専業主婦で借金がある方はとにかく至急解決策を立てることが大事です。
まずは真正面から借金と向かい合ってください。
それは「借金の総額」だけででなく「借金の原因」とも向き合う辛い作業です。
まずは自覚が必要
自覚するためには。やはりこれが必ず必要だと思います。
・借金総額→100円単位まで把握してください
・毎月の返済額と金利の計算→これもきちんと把握してください
・家計の収支→これがないと返済計画も立てられません
・借金の原因→一時的な物か?今後も発生するものか?
・家計簿を作成→視覚的に自覚
これをもって総合的に自覚するのが本当に大事です。
「総合的に」自覚して判断!これです。
漠然と「返済しなくちゃ・・・」「なんとか返せる」は禁物です。
借金の金利はそれほど甘いのではありません。
返済計画表を作る
毎月の収入と支出、そして借金の原因になった支出を書き入れる。
この原因を必ず書いてください(これを解決するのが大事です)
そして今後予定される「車の車検費用」「税金」や、何かあったときの予備資金も入れて計算する収支表が必要です。
思ってる以上に驚くほど支出は多いはずです。
※入院通院、車のタイヤやバッテリー・・・そういった細々したものも、ある程度出しておくといいかもしれません。
返済計画の可能性があるのならそれに合わせて節約
自分で作成した返済計画表を見て、返済しながらやっていける可能性があるのなら、無理のない程度で節約が必要です。
収入が増えれば返済の可能性がある
これはそこまでお勧めできませんが(その収入が途切れたら困るので)、それでも可能性があるのなら、収入を増やす努力「パート」「ネット収入」などをするのも一つのやり方です。
※個人的には④の収入を増やす部分は、プラスアルファの余裕資金作りでしたほうがいいと思います。
専業主婦の借金の法的整理
色々と対策を考えたけど、どれをとっても難しい・・・そんな場合は法的整理も視野に入れてください。
どうしようもなくなる前に、事前に準備をしておくのも大事です。
任意整理や個人再生、自己破産がありますが、専業主婦の場合は「自己破産」が一番適してると思います。
とにかく自分を追い込む前に、自分のセルフチェックをしてください。
また個人的に作成した「借金ストレス表」もあるので参考にどうぞ!
【借金ストレスランキング】あなたの借金状況は何点ですか?借金ストレス表で確認してみよう!
家族に内緒で自己破産・・・バレるのは?
自己破産は考えてるけど、バレるのが嫌!どんなことするの?って方も多いと思います。
僕の場合は「個人再生」しか経験がありませんが、せっかくなので「自己破産」経験のある主婦の意見も聞いて、またネットの資料も整理してみました。
さて、家族に内緒で破産手続をしようとする場合、一番難しいハードルは、ご主人の収入関連の書類です。
具体的には、最低限はこれが必要とされています。
・ご主人の給与明細書(通常、申立前1~2か月分)
・ご主人の源泉徴収票(通常、直近の年度のもの)
※あくまでも最低限です、他にも必要な場合があります。
また自己破産の場合は自分の資産も当然処分する必要があります。
そういうこともあるので自分名義の資産も調べておく必要があります。
・自家用車
・各種保険
・不動産など
それ以外にも、ご家族の「連帯保証人」になってる場合があるのでそれも事前に確認してください。
自己破産した専業主婦Aさんの場合
これは友人から聞いた話ですが、友人の場合は「司法書士」の先生にお願いしたようです。
基本的に自分の資産はなかったので、書類集めだけ手間取ったようですが「ご主人にバレることなく」自己破産完了しました。
※その人によって状況の違いはあるので、事前に弁護士の先生に確認してください。
裁判所からの手紙は届くのか?
Aさんもそれが不安だったそうですが、司法書士や弁護士の先生などの専門家に依頼するので「裁判所からのハガキ」はその代理人に届きます。
間違えて自宅に届くこともなかったそうです。
※専業主婦なので、万が一自宅に届いても処理ができるってことも強みだったかもしれません。
子供の就職などに影響は?
これは普通に考えてないと思いますし、弁護士の先生のアドバイスやネットでの情報でもそういうことはないようです。
実際に親族の破産歴の有無を調査しているという会社の話は聞いたことがないとのことです。
※この点は例外もあるかもしれませんので自己責任で判断してください。
また、当然のことですが金銭的な部分などで子供の保証人になるのは難しいかもしれません。
弁護士や司法書士の先生から連絡はあるのか?
これは事前に「この時間は連絡しないでください」と言えば済む問題です。
僕の場合はメールでのやり取りにしてもらいました。
また郵便物も、依頼した先生に「事務所に取りに行く」と決めておけば自宅へ届くことはないはずです。
あなたが一番にすべき事
ブログで色々と専業主婦の借金について語りましたが、最後にもう一度整理をします。
もしここを読んでる専業主婦の方が、いま借金で毎日悩んでるのなら、ぜひこうしてみてください。
①借金と向き合う事
②返済計画を立てる事
③借金の原因を解決する事
④最後は専門家へ相談する事
この中で一番大事なのは「①②③」です。
先ほども述べましたが、大雑把に「そういう感じ」と、自分の借金を把握してはダメです。
きちんと向き合うのって・・・結構精神的に大変ですが、少しでも早く向き合っておくのが本当に大事です。
また④の専門家との話でも、専門家相手だからと言って変に気後れせずに聞きたいことや要望はどんどんいう事も大事です。
いや・・・大事なことなので「言いたい事、聞きたい事」は、専門家にすべて伝えてください。
僕がブログで書いてることとは、また違う意見があるかもしれません。
いま悩んでる方だからこそ、ここまで読んでくれたと思います。
一人で悩むのはいつか限界が来ます。
誰かのブログを読んだり、同じ悩みを持つ仲間を作るのも大事です。
一人で思い込まない事!それが一番の解決策です。
いつも応援ありがとうございます。