コロナウィルスでコンサートやライブ、スポーツイベントなど色んなイベントが自粛となっています。
楽しみにしていた方は残念な事ですが、イベント主催者側も莫大な損失が出ているようで、コロナウィルスのせいで本当に重苦しい雰囲気となっていますよね?
イベントなどの自粛の場合は莫大な損失が出るのですが、それによって借金を抱える主催者や関係者も少なくありません。
「どんだけ~」で有名なIKKOさんも過去にイベントのキャンセルで1億5千万円の借金を背負った経験があった事を『徹子の部屋』で語りました。
疲労で倒れて入院しイベントキャンセルとなったIKKOさん
IKKOさんは40代の頃は日本と韓国を行き来するイベントが多く多忙を極めていました。
スケジュールもかなり厳しく大忙しだったそうで、その疲労もありついに倒れて入院となりました。
1週間以上入院することになったとIKKOさんですが、そのせいで日本で30か所以上回るツアーの半分以上がキャンセルとなりました。
その時の借金が1億5000万円といおうことです。
約半数のイベントのキャンセルで15か所なので、1か所1000万円ほどの損失と言う計算ですね。
保健に入っていないため個人で返済するはめになったIKKOさん
元来イベント主催者は、イベント保険やイベント賠償保険という物に入るんですが、予算の関係や手間がかかる理由で入らない興行主さんもいるんです。
IKKOさんの場合は、当時の事務所の社長さんが保険加入の手続きをしておかなければならないのに、どうやらそれをしておらず、結果的にイベントの損失1億5000万円をすべてIKKOさんが払わなくちゃダメになりました。
イベント保険の内容と保険代の相場
イベント保険といってもその内容は様々です。
その内容によって保険金も大きく変わります。
1.イベントが中止になってしまった場合の損害に対する補償
2.イベントの施設・機材の不備で第三者への賠償が必要となったときの補償
3.イベントで発生した事故などにより参加者や出演者がケガをしたときの補償
4.イベントで取り扱った機材・展示品などが破損・紛失した場合の補償
この中で主な保険は1の「イベントが中止になってしまった場合の損害に対する補償」です。
ところが2~4の保険金は比較的安いのですが、1の保険金は高い設定となっています。
例えで大まかに相場を出すとこうなります。
1.イベントが中止になってしまった場合の損害に対する補償
保険代は140万円ほど
2~3のその他の保険
保険代は数万円程度
単純計算で1000万円程度のイベントの場合は40万円程度の保険代がかかる計算となります。
そのイベントが15件あると600万円の保険代です。
600万円となると興行主が保険代をケチる理由もなんとなく分かりますね。
社長と半々の借金にして2年で返済
IKKOさんの話に戻りますが、結果的には1億5000万円の借金は社長と半々にして約2年で返済したそうです。
IKKOさんは「40代だからそんなにドキドキしなかった。返せばいっかって。まだエネルギーがあるから絶対返せるって」と当時の思いを明かしていました。
なんだか前向きで素敵だと感じませんか?
いま多くのアーティストさんがコロナウィルスで打撃を受けています。
大手の事務所のそうですし、個人で興行を行っている方もいます。
そして応援して支えてくれているファンもいます。
今は苦しいのですがいつまでも続くものではありません!
こんな時だからこそ前向きに「まだエネルギーがあるから絶対返せる」と思ってみませんか?