やっと6月か!
父親がそう言いながら少し喜んでいるので
「どうして喜んでるの?」と聞いてみました。
いつもは無表情でテレビを見ている父親が
いきなり喜びの表情をするので「珍しい事もあるもんだな?」って感じたからです。
6月は年金支給日
私「どうして喜んでるの? 6月に何かあるの?」
父「6月は年金が入るからやっとパチンコに行けるから嬉しいから」
父親は6月の年金日が来るのが本当に嬉しそうです。
それを見て・・・悲しい感情より、楽しそうな、いや楽しみにしている姿がとても幸せそうに感じました。
実は前から感じていたんです。
前から読者は知ってると思いますが、私の父親は完全なギャンブル依存症です。
孫からの小遣いも嬉しそうに「これでパチンコに行ける!」と孫の前で言うほどです。
人生の楽しみはパチンコのみです。
悲しい現実ですが・・・でもパチンコも自分の小遣いがなくなればそれで終わりです。
パチンコがしたくて借金なんかしません。
あくまでも自分の小遣いの範囲で遊んでいます。
高齢者の唯一の楽しみ
父親は高齢です。
もう平均寿命まで何年?と数えたほうが良い状態です。
父親の友人は高齢で亡くなった方もたくさんいます。
そんな父親も年々体が弱っています。
もうあと数年・・・もしかすると2~3年で人生の終わりを迎えてもおかしくありません。
そんな父親が自分の小遣いの範囲で、誰にも迷惑かけずにパチンコで楽しんでいる・・・
それを強引に止める事が本当に正しいのか?
最近はそんな疑問を感じてきていました。
残りの人生くらい好きなことをしてもらうべきか?
現在一つしかない楽しみがパチンコというのは悲しい現実ですが
・・・それを今から強引にやめさせて父親に何が残るんでしょうか?
例えば余命2年と言われたとします。
残りの人生くらい好きなことをさせてあげたくなりませんか?
最近はそんな疑問を感じるようににありました。
誰にも迷惑変えず細々と楽しんでいる・・・だとしたら好きなことくらい自由にさせたほうがいいかもしれません。
いや・・・もう父親がパチンコに行くことについては文句は言わない事にしよう。
読者の予想とは違う結果かも?
僕の父親の話を書いた時の反響は大きかったです。
きっと同じような境遇の方も多いかもしれません。
その中で線を引くべきところは
この部分でした。
当初は強引にでもやめさせるつもりでしたが・・・結局は誰にも迷惑をかけていないのら「老後の楽しみ」として見守ろうと思っています。
決して応援できるような趣味ではありません。
でも楽しんでいるのならそれでいいかもしれません。
今後どうなるかは分かりませんが、今は見守って見ようと思っています。
いつも応援ありがとうございます。