借金地獄に苦しんでいた僕が、借金の返済に行き詰って債務整理を行おうとしたのが2017年の10月頃です。
2017年の11月には個人再生の「受任通知」を送ったことになるので、借金返済の苦しさから解放されてから1年以上経っています。
今は個人再生で毎月減額された借金を返済してる形になります。
これによって借金の辛さからはかなり解放されました。
もう、あの頃のように毎月の返済に悩むこともありません。
しかしこんな生活が続くと「過去の自分」「借金地獄で苦しんでた頃の自分」を忘れてしまいそうになります。
自分でも思う事ですが、あの頃の「自分が自分じゃないような生活」を忘れたらダメだと思うんです。
人として最低な生き方をしていた自分・・・今では信じられませんが、あの頃の自分も今と同じ自分です。
「まさか自分が!」
人はちょっとした環境で変わるものだと驚きもしました。
自分を戒める意味でもあの頃の自分の行動を元に箇条書きでまとめていきます。
借金があるから当たり前のように嘘をつく
借金ができると自分では意識していなくても、平気で嘘をつくようになります。
でも自分ではそれが悪気がある嘘だとは思っていません。
代表的なウソはこうなります。
①急な支払いができた
お金がない事に対して不審がられないようにするためにこんな嘘をつきます。
またはお金を借りる理由にします。
②お金を落とした(貸した)
これも①と同じ理由での嘘です。
③友達や身内の結婚式などがタイミングよく発生
お金を借りる時に使う代表的なウソです。
④用事もないのに「その日は用事がある」
お金がいので、誘われても支払いができないので仕方がなく嘘をつきます。
「借金でお金がないんだよ!」とは言わないところに闇を感じます。
⑤家族が急に病気になったり、タイミング良く親族に不幸がある
とにかくお金を借りたいときに、断られにくい理由としてこんな嘘をつきます。
非道ですね・・・
借金で苦しんでる人は、なぜか借金がたくさんあることを隠します。
お金がないのにそれを隠して・・・妙な見栄を張ります。
だから嘘をついてしまうんです。
借金でお金がないから何をするのにも消極的になる
借金で苦しんでる人は普段からまったくお金がありません。
社会人のくせに財布に1000円もない事も当たり前です。
そういう理由もあり出費を極端に警戒して、お金が出そうな行動に対してはかなり警戒心が高くなります。
①お酒の場を避ける
②休日に遊びに誘われても断る
③冠婚葬祭も出なくなる
④下着や服も買えずボロボロになる
⑤散髪は滅多に行かなくなる
⑥病院に行くお金がないので常に不安
これはすべて出費が怖いから逃げの行動です。
こうやって人付き合いも悪くなり、楽しい事からも離れていき
社会的にも精神的にも孤立していくんです。
そして結果的には一人になりたがります(人付き合いの出費が怖いから)
こうなると自分の人生は真っ黒に見えます。
本当に見える景色に色を感じなくなるんです・・・
人間を辞めたくなる行動
今思い出すと「あんなことまでしたんだ」と悔やんでも悔やみきれないような行動もあります。
①家にある物を売りまくる
記憶に残る物、大事な物でもお金になるのなら売ろうとします。
②通帳に残っている百円単位のお金をかき集める
数百円の場合はATM使えないので、結果的に口座の解約までしようとします。
数百円のために・・・
③自分だけじゃなく家族の保険も解約する
人として・・・
④将来の貯蓄を使う事は当たり前
終わっていますね・・・
⑤常にお金を借りる事だけ考えて生きる
知人や会社の上司でも土下座してでも借りる事も平気です。
平気で嘘をつくくらいなので、お金の前じゃ見栄もプライドもありません。
借金でお金がないから逆に積極的になる事
借金で苦しんでいた頃に逆に積極的になる事があります。
①やたら開運グッズなどを買いたがる
②いつも神様にお願いしてる気がする
③少ないお金を増やそうとギャンブルをする
こういう部分に関しては積極的ですし興味津々です。
なので今でもパチンコ店とかで腕に数珠のようなものをつけてる人を見かけると・・・心が痛くなります。
「この人たちも借金まみれなのかな?」と感じてしまいます。
でもね・・・
分かるんだよ!その気持ち!
でもそんな開運方法は間違えてるよ!
話は戻りますが、個人再生を選んで
あの頃のまっすぐな気持ちはどこに消えていくんでしょうか?
いえ・・・まったく消えてはいません!
ただ・・・「やりなおす!」「やりなせる!」
そんな強く明確な気持ちが日々薄れていくような恐怖感もあるんです。
忘れてはダメなことは、黒くて辛い記憶でもしっかりと書いておこう!
今回はそんな自分を戒める意味でのブログとなりました。
いつも応援ありがとうございます。