【多重債務者になるまでのブログ】④知人からの誘いと事業の失敗

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多重債務者になるまで

 

前回の続きとなります。

 

そいつを首にするなら俺が辞める!

 

そんなドラマのような甘い正義感と考えで、結局は自分が辞める羽目になった現実・・・

 

それまでの内容はこちらを参考にしてください。

多重債務者になるまで カテゴリーの記事一覧 – 人生リセットボタン借金ブログ

 

仕事を辞めた・・・でも何をすべきか?

辞めた後に現実が襲ってっきます。

 

仕事をしてる頃には「どうにかなるさ!」と思うようなことも、実際に仕事失うと些細な事でも大変です。

 

健康保険は大変だし、細かな出費も増えるし、何より1日のルーティーンが不安定になります。

 

それでも毎日、特に目的もなくても外出し・・・自分なりに色んなものを見る・・・友人などにも会って色んな話を聞いたりした時期です。

 

そんな時にしばらく連絡を取っていなかった友人から電話があり、久しぶりに会うことになります。

 

この友人を田中と言います。

 

人懐っこい笑顔の田中が久し振りにが持ってきた話は事業の話です。

普段なら他人が持ってくる事業の話は疑ってかかる僕です。

 

でも、この時期の僕は・・・仕事に飢えていました。

同時に人に飢えていました。

 

スーパー銭湯?

田中が持ってきた話は、風呂と飲食店の複合施設・・・いわゆるスーパー銭湯です。
(実際は少し違う形です)

 

スーパー銭湯にするのにいい土地がある、そこで一緒にしないか?

それが田中の提案です。

 

田中としては自分の資金でできるのは銭湯部分だけ、なので僕に飲食と他の部分をしてみないか?という提案です。

 

話を聞くと事業的に難しいな?と思う部分もありましたが・・・

 

その頃の僕はうぬぼれていました。

 

前職でそこそこ成績も良かったので、多少難しくても自分にはできると思い込んでいました。

 

施設や飲食店で必要な駐車場などは、田中の担当する銭湯部分の駐車場を利用できるので問題なさそうです。

 

結果的に大事なことを確認せぬままにスタートしました。

妻は・・・反対しました。

 

一向に進まぬ駐車場

先にできたのは飲食店です。

後は田中のスーパー銭湯なのですが・・・これがまったく進みません。

 

この辺は濁して書きますが、結果的にスーパー銭湯は作ることができなったわけです。

 

でも決して詐欺というわけではありません。

 

融資先の話がまとまらなかったことと、とあるトラブルのせいで駐車場の土地を借りることができなかったのが原因です。

(それ以外にも理由はあります)

 

大事な一歩目を

見込みで事業をスタートしてたという事です・・・

 

さて

そういうこともあり僕の担当する施設や飲食店も駐車場がないままです。

それだけじゃなく見込んでいたスーパー銭湯のお客さんもいません。

 

辺鄙な場所にポツンとある飲食店・・・

朝から晩まで妻と一緒に店に出てがんばりましたが・・・

 

結果は廃業です。

 

残ったのは借金

この事業をするまでに貯蓄はそこそこありました。

でもこの事業への投資で 貯蓄は消えました。

 

それだけじゃなく借り入れも起こしています。

その金額は1800万円でした。

 

親族に借りたのは1200万円程度です。

銀行に借りたのは600万円。

 

たった数年で貯蓄を失い、借金だけが残る形です。

この日から借金との戦いが始まりました。

 

いきなりの離婚

まず身内から借りた1200万円は頭を下げて待ってもらうことにしました。

先に返済すべきは国庫から借りた600万円です。

 

友人の紹介もあり一人で東北地方の紹介先に行き

なりふりかまわずにアルバイトの掛け持ちなどもしました。

その頃は家の状況など見る余裕もありません。

 

それでも返済は追いつきません。

 

そんな日々でしたが・・ある日、妻から離婚の話が出ました。

 

普段なら認めたくない離婚も、心身ともに疲れていた自分は受け入れました。

もう今以上に何かを背負う気力もありませんでした。

 

退職し起業をしてがんばる!!

そんな目標を持って突っ走りましたが・・・

 

・・・気がつくと自分には何も残っていませんでした。

 

いや、莫大な借金だけが残りました。

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