個人再生でも自己破産でも、最初の一歩は「弁護士の先生の受任」です。
受任された時から借金苦の人生が大きく変わります。
変わるのは受任通知後・・・返済をしなくていい!ってことです。
(返済してはいけません)
「すぐにでも返済してください!」
と借金の督促が来ていた生活から
「今日からどこにも返済しないでください!」
180度変わるので・・・とても戸惑うわけです。
えっ?何もしなくていいの?
いきなりこんな状態です。
さて・・・ここから解決に向かうわけですが、実は僕の場合は2回ほど弁護士の辞任に合う可能性がありました。
今後、借金の整理を行う方はぜひ参考にしてください。
受任通知が届くとどうなるのか?
基本的に弁護士の先生に委任した後は、弁護士の先生は債権者(お金を貸してくれた人)に、受任通知を送ります。
受任通知の内容は「今後は〇〇弁護士が代理でお話ししますよ!」って内容です。
受任通知が届くと、今後は借金のお話は弁護士を通すことになるので、自分には連絡が来なくなります。
借金の返済の催促電話などは止まります!
万が一、受任通知の到着のタイムラグで間違えて連絡が来ても・・・
債権者「おう!おまえ返済期日過ぎてるぞ!早く払わんかい!」
こんな催促が来ても
債務者「弁護士が受任通知を送っているので今後は弁護士に連絡して下さい」
このように答えると終わります。
それでも借金返済の催促をするのなら違法になります。
まさに弁護士のパワーを実感できる瞬間です!
ちょっとした感動でした。
ところが・・・これは、今の借金をこの時点で止めますよ!的な意味もあるわけです。
そうじゃないと借金の計算ができないので当然です。
当然の事ですが、返済はしてはいけませんが、新規の借入もできません。
返済も借り入れもアウトです!
相談後に借り入れして怒られた
本来なら受任通知後の借入はアウトなので、僕は油断していました。
まだ弁護士の先生に委任せずに、相談した段階での出来事です。
弁護士の先生に相談して、返事をせずに一度考えさせてください・・・と、した後に、冠婚葬祭費用が足りないので数千円程度のキャッシングを行いました。
もしかしてこれまずくないか?
いつものように当たり前にキャッシングをした後に気がついたので、すぐに弁護士の先生に連絡をしたところ・・・怒られました。
本来なら受任通知後がダメで、今は本来関係ないけど、相談後に借入するのってどうなの?的な説教です。
下手したら詐欺になるよ!とも注意されました。
(結局はその後受任した時にしっかりと債権者にも対応してくれました)
その場合は受任もしませんよ!とも注意されました。
理屈的には受任前なのと、金額が少額、そして後で理由を説明したので大丈夫でしたが・・・小心者なんでかなり青ざめました。
確かに・・・これを悪用して、自己破産や個人再生前に借金をする人もいるかもしれません。
皆さん・・・気を付けてください!
計画的な債務整理と思われると大変ですよ!
偏頗(へんぱ)返済するとどうなるのか?
色々ありながらも受任してもらい、書類を集めながら準備をしていた頃の話です。
債権者には受任通知が届いているのですが、ややこしいのがクレジットカードです!
僕の場合はキャッシングの一部を口座引き落としににしていました。
そしてその引き落とし先の口座も受任後凍結されるので、残高があれば引き出すことができません。
口座にお金が残っていても引き出せない!
そして口座にお金があると、借金の返済が行われる!
そんな危機がありましたが、もちろん回避できました。
そのやり取りはこちらで詳しく書いているので、気になる方はぜひぜひお読みください。
【個人再生着手】⑥急な電話・・・偏頗弁済かも!2回目の面談と書類提出
故意的な偏頗返済は弁護士の辞任の原因になります。
もちろん意図的ではなかったし、結果的には返済されなかったので安心しましたが・・・この時も顔面蒼白になりました。
この頃は何をしても神経質でしたね・・・
偏頗返済についてはこちらでも詳しく解説しています。
自己破産や個人再生で偏頗返済(へんぱへんさい)するとどうなる?
クレジットカードの場合はタイムラグがあるので、自動的に引き落とされる場合があります。
スマホの料金には端末代金も含まれている場合もありますが、スマホの端末の分割払いは債権扱いになります。
要注意です!
不安なことは弁護士にすべてを話そう!
自分もそうでしたが、よくある話で・・・弁護士にも隠して物事を進めようとする人もいます。
自分の借金は知られたくないし、できるだけ資産も残したいのはわかります。
ただ・・・それを自己判断せずに、しっかりと弁護士の先生に相談することが大切だと思います。
僕のブログでも何度も言っていますが、弁護士は唯一の味方です。
借金の整理は「借金が消えるだけじゃなく」人生のやり直しだと思っています。
話は逸れましたが、悪質な場合は、弁護士の先生に受任拒否されたり、辞任されることもありますよ!ってことです。
その後も弁護士の先生が見つからずに、かなり困っている方もいるので、本当に注意してくださいね。
いつも応援ありがとうございます。