総務省がインターネット上の書き込みなどで、ひぼうや中傷を受けた人が、投稿した人物の情報開示を請求できる仕組みについて見直しの検討を始めました。
これで爆サイや5chやSNSなどで酷い思いをした人もかなり助かるのではないかと思われます。
まだ見直し段階なので実際にどうなるのか分かりませんが、今出ている情報をまとめるとかなり期待できそうです。
では具体的にはどのような見直しの方向なのか?
ネット中傷の投稿者の情報開示についてブログでまとめてみます。
具体的なネット被害とは?
匿名掲示板などでのひぼう中傷はもちろんですが、一般人が巻き漏れるネット被害はたくさんあります。
1.オークションで落札して代金を入金したが商品が届かず、相手と連絡が取れなくなった
2.ウェブページに自分の個人情報を掲載された
3.宣伝・広告のメールがたくさん届いて迷惑である
4.クリックしたら突然、料金請求画面が表示された
5.メール等で身に覚えのない料金を請求された
爆サイや5chなどの匿名掲示板での被害
今回のブログのテーマでもある、特に問題が多いとされる匿名掲示板での中傷などの被害とは、「人種や性別、宗教などを原因にして、社会的に不当な扱いをしたり、暴言を吐いたり罵倒したりする行為等」のことです。
また、ネット上で他人の名誉毀損をしたり、無責任なうわさを流したり、プライバシー情報を勝手に掲載したり、差別的書き込みをしたりする場合も問題になっています。
情報開示はどのように見直しがされるのか?
投稿者の情報開示は、今までは手続きに時間がかかることや、投稿者が特定できない事例がありました。
弁護士などの専門家に依頼しても手間がかかることが多かったのが情報開示です。
1.匿名掲示板に投稿者のIPの開示を要求
2.IPを基にしてして通信者の情報開示を要求
この2の部分で犯罪性やプライバシーなどの理由があり時間がかかっていました。
今までは裁判を起こさなければ難しかった投稿者の情報開示が、人権侵害が明らかな場合には開示されるとのことです。
新たに改善される情報開示の内容
1・裁判を起こさなくても情報開示を受けられる仕組みづくり
2.IPアドレス多メールアドレスだけでなく電話番号も開示
明らかな人権侵害の内容
インターネットによりコミュニケーションの輪が広がり便利になる一方で,インターネットを悪用した行為が増えており,他人への中傷や侮蔑,無責任なうわさ,特定の個人のプライバシーに関する情報の無断掲示,差別的な書込み,インターネット上でのいじめなど,人権やプライバシーの侵害につながる情報が流れています。特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(いわゆるヘイトスピーチ)や,部落差別等の同和問題に関して差別を助長するような内容の書込みがされることもあります。※法務省HP参照
また出自や国籍などで差別的な書き込みもアウトです。
ネット被害にあったけど相談に迷った時はどうすればいい?
今はまだ見直し中なので、投稿者の情報開示の早めの見直しを期待したいところです。
こういったネット上での被害は、詐欺罪や暴行罪などになる可能性が非常に高いのですが、実際には泣き寝入りをしている人が多くいます。
ネットは自由だという理由で酷い目に合っている方も多くいます。
そして被害に合われた多くの方が、ネット上の人権侵害に対してどのように対処すれば分からずにいます。
1.連絡先や相談先がわからない
2.相談や連絡でお金がかかりそうで怖い
3.相談しても結果的には費用が掛かるのでは?と心配だから
今後の進展が期待できる情報開示ですが、いま困ってる方がいるのも事実です。
そんな方はまずは弁護士への無料相談も利用してみましょう!
情報開示は個人でも可能です!
こちらの記事は過去に情報開示をした記録をブログにしています。
併せてご覧ください。
ブログが無断転載されたので開示請求書を作成してみた
こちらでは爆サイなどでの削除についてまとめています。
【バクサイ削除は簡単】爆サイの削除の方法と開示請求での本人特定はこうすればいい
いくらネット上でも他人の個人情報や無責任な誹謗中傷などは許してはいけません!
一日でも早く情報開示方法などの改善を期待したいところです。