破産者をGoogleマップにピンで可視化した「破産者マップ」はご存知ですか?
僕も数時間前に知って驚きました。
自分の場合は破産をせず、個人再生で借金返済の道を選んだのですが・・・なぜか破産者としてマッピングされていました。
今回は個人情報だだ漏れで話題の「破産者マップ」について、実際に晒された側の意見としてブログにまとめてみました
破産者マップとは?
「破産者マップ」とは官報にある破産者や債務整理者を「破産者」と一括りにしてGoogleマップに晒したマップです。
Googleの地図上にピンが刺されているので、そこをクリックすると破産者の個人情報を見ることができます。
でも実際は破産者以外の債務整理者まで破産者として晒されています。
いい加減ですね・・・
ちなみに「破産者マップ」は管理者が誰でどんな人か知らされていません。
もちろんその目的も不明ですが・・・スポンサーを募集しているので、なにか奥がありそうな気配がします。
破産者マップに怒りを感じる部分
この「破産者マップ」ですが・・・当然個人情報を晒されたので個人的な感情での怒りは感じますが、所詮は債務整理をした身分・・・って受け入れてもいます。
でも冷静に考えても、下に書いたこういう部分には怒りを感じます。
①官報は債権者保護のための目的なのに「破産者マップ」は、なんのための利用目的なのかわからない。
②官報を第三者が勝手に個人利用以外の目的で流用してはならないという決まりがあるのに、勝手に情報を利用してる。
おまけにスポンサーを募集してるって事は営利目的なので「官報を営利目手で利用」してるわけです。
③官報は債権者を晒すためにしてるんではなく、債権者の確認のためにしています。
あくまでも債務整理や免責が下りるまでの措置です。
法的に解決した後に、関係のない第三者が情報をネットに出すのってどうなんでしょう?
④そもそも破産せずに個人再生してるんですが・・・なぜ破産者扱い?
⑤自己破産などで人生のやり直しを選んだ人にとっては最低最悪の出来事になると思います。
たとえば連帯保証人になっていたり、不慮の事故や、やむを得ない事情で借金が返済できなくなった方もいます。
破産者マップが問題となる可能性がある部分
「破産者マップ」を見ていると今後は問題化しそうな部分があります。
【今後問題化しそうな部分】
①官報の不正目的での利用
②個人情報保護法の問題
③間違えた情報での被害者もあり
④債務者とは直接関係のない家族や会社などへ迷惑
⑤ニュースなどによる拡散被害
⑥借金を解決できずに最悪の選択をする債務者が出てくる
破産者マップの今後の展開
今後はあくまでも予想ですが、確実に閉鎖となると思います。
しかし流されたデータは永遠に残るので深刻な問題となるかもしれません。
さらに被害者の家族や友人などへの二次的な被害もありえます。
親の自己破産のせいで子供の就職が難しくなった・・・などです。
今後は被害者の集団訴訟はあると思いますし、当然弁護士も積極的に支援する事でしょう。
それは弁護士の先生は「自己破産」や「個人再生」を勧める側だからです。
こんな出来事があれば弁護士の先生の今後の業務の信用にもかかわります。
実際に集団訴訟の動きはあって僕もそのサイトは見ました。
すでに複数の方が参加されています。
破産者マップ問題のまとめ
「破産者マップ」について個人的な見解をまとめます。
僕の場合はすでに家族や会社には自己申告しているのでバレていますが、必要外の近所の人や知人にバレるのは納得できません。
そもそも関係のない人に、なぜ知られる必要があるのでしょうか?
しかしこうやって晒されたので今後は噂になるかもしれません・・・
この「破産者マップ」で晒されて、決して気持ちは平気ではなく、許せない感情はあるけど・・・個人再生をした時から、こんな状況があとても仕方がないとも思ってもいます。
でもそれは官報を読まれての事です。
なぜ第三者に晒られる必要があるのかが、それがわかりません。
それに・・・晒すならきちんと晒せ!と言いたいです。
少なくとも僕は破産していませんよ!
破産者マップの管理者に聞きたいことがあります
破産者の官報を何の目的で利用したいのか?
借金を返済中の個人再生者を破産者扱いしたのはなぜか?
それと・・。晒したあなたも連絡先などの情報は出しましょう。
だって裁判所でも債権者でもない、まったく関係のない第三者です。
・・・僕はあなたに何か迷惑をかけましたか?
いつも応援ありがとうございます。