いざ借金を法的に整理するぞ!となっても、個人再生など債務整理を行うと官報に公告されます。
これが最初の頃は無茶苦茶プレッシャーになるわけです。
例えば官報に載るといっても・・・
どういう感じで載るの?どこで見れるの?何回載るの?
そんな不安や疑問がいっぱいですよね?
自己破産は2回、個人再生は3回官報に公告されます
このように自己破産より個人再生のほうが官報へたくさん公告されます。
今回のテーマである官報という聞きなれない単語に、色々と不安や疑問は多いはずです。
でも安心してください!
あなたが聞きなれないという事は、他の人も同じように普段は見も聞きもしないような書類って事です。
今回は不安が多い官報について、そして官報掲載後の生活はどうなるのか?・・・そんな疑問について実体験を交えてブログでまとめます。
債務整理で官報に載るのは一回だけではない
官報に載る理由は、簡単に言うと「今から〇〇という人の手続きを開始しますよ!」と、誰でもわかるように広告する事です。
目的としては知らない債権者のためでもありますね。
後になって「自分は知らなかったぞ!」とならない意味もあります。
そして次が「この人は裁判上こういう決定がされました!」という広告です。
なので自己破産の場合は、手続き開始の時に1回、そして免責決定という結論が出た時に2回目の合計2回です。
個人再生の場合はこれが3回になります。
①再生手続き開始するときの公告、②書面決議をしますという公告、③再生計画が決定されたという公告…となります。
もちろん実名も住所も出ます。個人情報がバリバリ出ます。
そんなに何度も官報で出さないでくれよ…
という気持ちは分かりますが、借金を整理するためには広告してきちんと知らせる必要があるわけです。(法律上の役割)
まあ…これを・・・悪用する人もいるんですが、それは後述します。
1.再生手続き開始するときの公告
2.書面決議をしますという公告
3.再生計画が決定されたという公告
官報に載るとどんな感じで見ることができる?
トップ画像にもありますが、官報は紙面でも見れますが、ネット上で自由に閲覧できます。
こちらがそのサイトです。→ インターネット版官報
こんな感じで公告がビッシリと書かれています。
もちろん自己破産や個人再生などの借金関係だけじゃなく、国から他のお知らせ的なことがビッシリ書かれているので、慣れない人が見ると自己破産の欄を探すだけでも大変です。
僕の場合は個人再生手続き後は毎回官報を見ていました。
慣れると大体どの辺に載っておるかは分かります。
破産が官報に載ると目立つのか?
官報に載ると目立つのか?・・・多分この辺が、みなさんの気になるところですよね?
僕も初めて自分の名前が出た時はかなりショッキングでした。
ただまったく関係のない、興味の人の名前が目立つかどうかというと・・・ハッキリ言いますが目立ちませんね。
目立たないからといって見落とすかどうかは別問題ですが、気になる場合は一度官報を見てみるべきだと思います。
最初はショックですが2回目以降は多少は嫌ですが・・・でもそこまで何も思わなくなりました。
もう開き直って諦めていたという感じですし、逆に順調に進んでいるんだな・・・と思う感じです。
官報に載って実際の生活が変わったか?
官報に載っても何も変わりませんでした。
金融関係の仕事をしている友人も複数いましたが、特に何かが変わるわけでもなく・・・もしかしたら知っていたかもしれませんが、誰にも何も言われませんでした。
官報に載ったからといって、誰かに何かを言われたり、不便なことはありません。
それよりブラックリストにのった事ほうがはるかに不便です。
(クレジットはもちろん作れないし、賃貸物件の補償も受けにくい)
ただ一つだけ・・・とても苦痛に感じたことがあります。
それは【破産者マップ】です。
破産者マップとは官報の過去数年間載った債務整理の人の名前を地図上にアップした事件です。
個人再生者も破産者!といいうくくりで出されたので・・・まだ返済中なのに・・・とショックでした。
こちらが詳しく書いた内容となります!破産者マップに晒されて被害にあったので感想をブログにまとめてみた
まあ自己破産だ個人再生だとかいう問題ではなく、国が出すのは出す理由と権利が法的にあるので、それを再利用して個人が出すのはただの悪意ですね。
官報と借金のまとめ
借金を解決したいけど官報に公告されるのは嫌だ!と思う気持ちはよくわかります。
でも元来は全額返済するはずの借金を解決するのってやはり多少のリスクは覚悟が必要です。
ただ官報の出るからバレるって事は別問題です。
官報に出てもバレない人の方が圧倒的に多いと思います。
ただ仕事柄で官報の接する知り合いがいたら別ですが、一般の人が官報を毎日見ることはないでしょう。
そもそも、あなたが債務整理に今着手している事も知らないわけです。
いつも応援ありがとうございます。
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