コロナウィルスで日経平均株価がかなり酷い状態になっていますがその中でも心配されているのがソフトバンクです。
ソフトバンクはもともと自社株を購入する会社で有名だったんですが、その自社の株価が下がるので会社の資産も激しく落ち込むわけです。
会社の資産が減ることはかなりヤバい話なんですが、今回の場合は同時に会社の資産も減り自社株の株価も下がるので、これは想像よりかなり危険じゃないの?と不安になります。
ソフトバンクはいったいどうなるのか?
ある意味、借金まみれになっているソフトバンクについて考えたいと思います。
株価が4割減少の大ショック
そのソフトバンクの株価ですが、2月12日に5751円だった終値が、3月12日には3964円になりました。
たった1カ月足らずの間に31%を超える急激な株価の縮小なので驚きです。
そして一時的に2610円まで落ちていたので45%も株価が落ちたという事になります。
株価が落ちるという事は自社で保有している資産も同じように減ります。
資産や自社株が半分近くまで減るって・・・
ソフトバンクの自社株買いの意味と結果
そしてソフトバンクは23日に最大4兆5000億円の保有資産売却などによる現金化を決めたと発表しました。
分かりやすく言えば自社の保有資産を売却し、そのお金で最大2兆円の自社株買いや負債の償還などに充てるという事です。
どう見ても株価の維持のためにお金を使う事になるのですが大丈夫なの?
今のところ結果は良好で、株価は3180円辺りまで戻すことになりました。
ただし実体のない株価の変動なので明日以降の動きが気になるところです。
借金王ソフトバンクの借金はどんどん増えている
2017年の12.6兆円からさらに膨らみ、2018年には13.7兆円となったソフトバンクですが、今や借金を示す有利子負債は15兆円まで膨れ上がっています。
借金の少なさを示す自己資本比率の高さを誇るような経営者が多い中で、ソフトバンクはなぜ借金を続けるのでしょうか?
外国では借金がすべて悪いわけではない
日本では自己資本比率が重要視されがちですが、海外では日本のように重要視されてはいません。
実際に「借金を活用して会社を拡大させるソフトバンクの手法はコーポレートファイナンスの教科書通り」と発言をする専門家も多くいます。
悪い借金とは経営危機にある会社が生き延びるためにダラダラと続ける借金の事を言い、良い借金とは成長の機会を逃さないための借金と言われています。
さて今回のソフトバンクの自己資産を売却しての自社株買いですが良い結果となるのでしょうか?
孫正義会長兼社長の手腕に期待したいことろです。
そうじゃなきゃ日本経済はもっと大変なことになりますよ!