個人再生で自家用車はどう処分される?

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個人再生

個人再生をすると車はどうなるのか?

スマホや携帯電話はどうなるのか?

そういった不安があると思いますが・・・特に車がどうなるのかが気になりますよね?

でも安心してください!

結論から言うとローン返済中じゃなければ大丈夫です!

基本的に債務者の財産は守られます。

えっ?自分の財産は没収されないの?

自己破産と違って個人再生は自分の財産は守られます。

この辺が「自己破産のルールとごちゃまぜ」で理解されている部分かもしれません。

まずはそういった「車はどうなるの?」という疑問などをブログでまとめてみました。

まずは清算価値を理解しよう

まず知っておくことは「清算価値」です。

個人再生の基本ルールは「清算価値保障原則」というルールで行われます。

簡単に言えば・・・

「現在の借金の総額から計算した個人再生での返済額」「あなたが持っている車やスマホなどの資産の総額」のどちらか大きい方を最低返済額にしましょう!

・・・ってルールです。

簡単に言えば、借金は減額するけどあなたの資産が多ければ、借金は減額はできない場合もあるよ!

でも返済するなら資産は保有していてもいいよ!

そういうルールです。

車があった場合の清算価値のシミュレーション

分かりやすくここでシミュレーションしてみます!

例えばAさんの借金が総額で500万円あったとします。

この場合の返済額は普通に計算すると減額されて5分の1なので

100万円が返済額になり減額されます。 

100万円未満 借金総額 そのまま
100万円以上500万円以下 100万円
500万円超1,500万円以下 借金総額の5分の1
1,500万円超3,000万円以下 300万円
3,000万円超5,000万円未満 借金総額の10分の1

でも車や証券などの資産が800万円の価値があれば、返済額は減額されず・・・

「車売れば返せるだろ!」という話になるので、減額はされずにそのままの500万円という事になります。

なので財産は守られるけど・・・残念ですが返済額の圧縮はできないということです。

Aさんの場合は減額されて・・・

借金500万円が100万円になるので・・・車や証券などで100万円までの資産であれば

返済額の減額は変わらないという事です。

個人再生時に車の見積もりが必要な理由

そういうこともあり、裁判所ではあなたの車の正確な価値を知る必要があります。

車だけじゃなく、退職時の退職金もそうです。

裁判所はそういったあらゆる資産(清算価値)を計算し・・・

個人再生で減額した借金と、清算価値のどちらが多いかを比較するわけです。

なので個人再生時にはあらゆる資産の価値を出す必要があります。

ちなみに車の場合は、基本的に年式の古い車は資産として取り扱われない事もありますが・・・ただ年式が古くても価値がある車もあります。

そういう事もあるので、中古車屋さんの査定などが必要となります。

個人再生時に車のローンが残っていた場合はどうなる?

車のローンがあると話はややこしくなります。

まず車の債務が残ってることになりますし、その上で「所有権留保」がある場合があります。

「所有権留保」はローンが終わるまでの車の所有者は「ローン会社が所有者です」という決まりです。

なので綿密に言えば自分の車じゃないわけです。

当然車の名義人も確認が必要です。

あなたが支払っていても名義人は奥さんになっているのなら車は残ります!

車のような大きな買い物の場合はローンを利用してる場合がほとんどです。

そのローンが返済完了になっていれば簡単なのですが、まだローン中の場合は必ず弁護士の先生に相談してください。

 

【個人再生時に車があった場合にチェックする事!】

①ローンで支払い中なのか?

②車の名義人は誰になっているのか?(ローンの名義人も)

これを事前にチェックしてみてください。

僕の場合はローンも払い終わったボロボロの車だったので・・・中古査定しても0円でした・・・

なので悲しく嬉しい話ですが・・・個人再生の最低弁済額の計算ではまったく影響はありませんでした。

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