借金を作ってそれを解決する方法は色々あります。
がんばって全額完済する人もいれば、返済不能になって自己破産や個人再生、または任意整理などを選ぶ方もいます。
借金返済で辛い時期は「借金がなくなれば!」と、それだけを考えていました。
借金がなくなればすべて解決!
自分の中ではそれが答えでありそんな考えでした。
ところが債務整理を行い、過去を振り返り今の状況を見つめ直すと、一番悔しく感じるのは「時間を失った事」でした。
もちろん個人差はあると思います。
借金でお金失った!友人を失った!信用を失った!
借金生活で失うものは多くあるのですが、そのなかでも個人的に一番悔しいと感じるが「時間」です。
借金生活を何年も続けて、返済が終わったとしても「人生をやり直す時間が圧倒的足りない」わけです。
たとえば50代で借金が解決しても60まで10年間しかありません。
もし55歳で借金解決したらもっと時間はありません。
借金で苦しんでいる人は、借金が解決して0になるのでそこからスタートです。
たとえば30歳から毎月貯蓄をしている人が50歳になるといくら資産があるのか?
でも借金が解決した人が50歳になっても0円のからのスタートです。
借金返済中に苦しんで、そして返済後も苦しむ時間・・・
だとしたら一時も早く借金を解決するしかないような気がします。
借金で苦しんでいる時間は戻りようがありません。
でもその気になれば借金はいつでも解決できます。
いつでも解決できる借金・・・なぜ長期間も解決せずに放置していたのか?
その期間も返済していたので、実際は放置という言葉は適切ではないかもしれません。
でも結果的には個人再生という方法で債務整理をしたわけです。
結局は結果は同じだったのに、ただ無駄に時間を浪費した気もします。
もっと早くに債務整理をしておけば・・・たまに激しく悔やみます。
どうせ債務整理をするのであれば、もし10年前に個人再生していれば?
このトラウマもあって、今では何を行うにも早めに行うことを心がけています。
時間はお金より大事!本当にそう思っています。
子供などご家族がいる方、自分の老後が近い方、自分の人生と時間が密接にリンクしている方は、借金の額だけじゃなく、返済にかかる時間もじっくり考えることが大切だと思っています。