江戸時代の「借金の棄捐令」で借金はチャラになってどうなった?

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借金地獄

借金は今も江戸時代も同じです。
お金を貸す人もいれば、借りる人もいます。

借りる人が思うのは・・・何かの拍子で借金がチャラにならないかな?
借金がチャラになると人生変わるのに・・・

そんなうまい話あるわけ・・・あったんです。

昔の日本、江戸時代にはたびたび借金をチャラにする徳政令である「棄捐令(きえんれい)」が実施されました。

「棄捐令(きえんれい)」ってなに?
それでその後はどうなったの?
借金がある人もない人も、ちょっと気になりませんか?

借金ブロガーとしてはとても気になるので、その内容をまとめてみました。

なぜ借金チャラの「棄捐令」が実施されたのか?

なぜ借金チャラの徳政令が出されたのか気になりますよね?

簡単に言えば、この時代の下っ端サムライはお金がなかったんです
生活も苦しくて借金するしかない・・・

貧乏だけど、お侍さんなので、色々と出費はあるわけです。

そういった台所事情がよく分かる映画は、こちらの「たそがれ清兵衛」です。

おススメの映画なのでぜひ一度はご覧ください。

人気稼ぎのために借金チャラ

自分の部下であるお侍さんがお金に苦労しているのなら、幕府がお金を貸してあげるなりにしたら良かったんですが・・・

でもこの時代に「お金を貸す仕事」は、下流の人がする仕事とされていたんです。
(年貢を納められない領民を助けるために、幕府や藩が金融業をしたという事実もあります)

それでも、他の方法もありましたよね?
その時代の物価の調整とか、お侍さんの出費を減らすとか?

でも手っ取り早く「徳政令」で借金チャラ!
どうだ?幕府は凄いだろ?

そんな感じですね・・・

借金チャラになるとどうなったか?

江戸時代の金融業者は、いきなりの命令でたまったもんじゃありません。

ある日いきなり・・・
「利息はなくせよ!」とか「借金自体失くせよ!」ってなるので商売あがったりです。

そうなると「もう、お侍さんへはお金も貸せません!」てなことになったりします。

では借金がチャラになった、お侍さんはどうなのか?
そもそも借金の問題はその収支バランスです。

いくら借金がなくなっても、収入は少なく、出費が多い・・・下級のお侍さんにしてみれば、時間が経てばまたまた金欠状態です。

根本的な問題が解決されなければ、まったく意味がないという良い例です。

現在の債務整理も同じ理屈

これを現在の債務整理に当てはめると、まったく同じことが言えますね。

債務整理という「徳政令」で、借金がチャラになったり、借金が減額されたとしても・・・そもそもの借金の理由がギャンブルなどだった場合は、いったいどうなるのでしょうか?

結局は借金の理由、原因を解決しないと、また同じことが繰り返されるって事になります。

実は、山本太郎さんが公約してる「奨学金徳政令」に注目しています。

注目するポイントは、徳政令でチャラにする部分ではなく、そのシステム自体に問題を投げかけている部分です。

こちらの記事も合わせてご覧ください

【奨学金徳政令】山本太郎さんの「奨学金徳政令」で555万人の借金がチャラになる?

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