コロナ給付金の10万円をもらったらパチンコに行くパチンカスがいるはず!とテレビでも笑いのネタになっていましたが・・・実際に自分の周りにいました。
私の父親は高齢でギャンブル依存症そしてアルコール依存症です。
父親は老齢年金で生活をしていますし、けっして裕福ではありません。
身体は悪くパチンコなんて本来は打てる元気なんてないはずです。
もちろん軽くボケています。
今回はそんな高齢者の父親がコロナ給付金をもらってパチンコに行ったお話をします。
あまりにも悲しいので今後パチンコをやめたい人はぜひ参考にしてください。
テレビを観ながら10万円の給付金について話す
コロナの感染拡大の影響でパチンコ店も休業していた頃に、テレビを観ながら父親と話していると給付金の話題になりました。
テレビ番組では「給付金でパチンコに行く人なんていないでしょ!」と笑い話になっていたんで、同じように父親に給付金の使い道について聞いてみました。
「給付金もらったらパチンコなんて行くの?」
父親は無言でした。
無言と言うことは行くつもりだったからだと感じた私は
「大事な給付金なんで給付金は使わずに、パチンコは小遣いで行くようにしなよ」
父親は黙って軽くうなづきました。
年金生活者の父親は15日が年金支給日なので、それ以降に10万円の給付金が振り込まれたら、パチンコで使うお金が、年金から出たのか?それとも給付金から出たのか?実際は私から見ても分かりません。
まあでも・・・お金はできるだけ節約して欲しいし、露骨に給付金でパチンコに行かなければいいと思っていました。
年金支給日じゃないのにパチンコに行く高齢の父親
ある日、実家に遊びに行くと父親がいません。
母親に「どこに行ったの?」と聞くと、どうやら無理やり母親に給付金が振り込みがされたのか銀行に確認に行かせて、振り込みがされたと知るとすぐに10万円全額引き出してそれを持ってパチンコへ行ったそうです。
年金支給日まであと数日だというのに・・・そんなにパチンコしたいか?
パチンコ店に行くと強烈にボケた父親がいた
気になっていつものパチンコ店に行くと、パチンコを打つ父親の姿が見えました。
パチンコで出ているのか?それともハマっているのか?後ろからこっそりとデーターを見ると軽くハマっています。
ハマっているな・・・声かけようかな?
と、父親が打っているパチンコ台の盤面を見ると、パチンコ玉が数十発も団子状態になって詰まっています。
それなのに平気で打ち続けています。
(団子状態になって玉が途中で止まっていることに気が付いていません)
父親はいったい何を見て打っているんだろう?
何も考えずに寝ながら打っているのだろうか?
実の息子をパチンコ店の店員と間違える父親
驚いて父親の肩を後ろから叩き「これは玉が詰まっているよ!」と声かけました。
パチンコ玉が詰まっている事に気が付いた父親は、振り向いて私の顔を見て状況を必死に説明しています・・・完全に店員と間違えていました。
父親は後ろで声かけているのが、実の親子である私だと気が付くまでしばらくかかりました・・・
そのうちパチンコ店の店員が来たら、店員と私を見比べてきょとんとしていました。
給付金の10万円をギャンブルに使うな!
たしかに給付金を何に使おうと自由ということは分かるんです。
そもそも一度ふところに入ると、それが給付金なのかどうかなんてわかりません。
でもギャンブルには使って欲しくないな・・・本当に悲しすぎます。
高齢者でギャンブル依存症の父親は、以前にも甥っ子から小遣いをもらった時に「これでパチンコが打てる!」と甥っ子の前で喜んでいました。
こちらで詳しく書いているので併せてお読みください。
【ギャンブル依存症の末路】 父親は末期のパチンコ依存症、高齢者のパチンコ依存症はこれだ
パチンコを打つことでしか喜びと生きがいを感じない父親です。
身体が悪くてもアルコールに依存して酒を飲み、ご飯も食べずにパチンコを打つ。
依存症の人は最後まで何かに依存した生き方で自分の人生を終わらせるのでしょうか?
適度なパチンコや酒は許します!でも長くない残りの人生は他の趣味を見つけて楽しんでほしいな・・・
こちらでも色々書いています。
依存症の方はぜひお読みください。
高齢者のギャンブル依存症の恐怖と絶望的なパチンコの打ち方